価値というもの
- 2009/01/10(土) 01:44:21
今日は早めに寝るつもりで11時過ぎに布団に入ったのだが、ちっとも眠れない。
眠気も来ない・・・ので仕方無く、明日見る予定だった今日録画した国会中継を延々と見ていたら、ますます眠気が遠ざかって・・・ぐはぁ。
明日も寝不足確定のようだ。
まぁ、仕方ないです。
という訳で少し時間あるので、ちょいと書き物でもしましょうか。
価値、という言葉がある。
この言葉実はとても好きな言葉でして。
一見すると、有り無ししか表現し得ない言葉なのである意味非情な言葉ではあるのだが、そこがまた、よろしいのさ。
「天下布武」に育てられた身としては、甘いだけの世界などに価値は見出さない。
むしろ、苦境だらけの中に無理矢理にでも成果を見出してこそ、本当の価値は見出せるもの。
そういう観点で考えると・・・自己啓発の文句、とも言える。
自己啓発なんて怪しげな宗教団体のうたい文句みたいだけどね(笑)
ふん、哲学は他人から教えられるものじゃない、自分の経験から学ぶものだ。
・・・が信条なので、そういう組織に染まる可能性はまず、ゼロといえる。
いっそ、自分で新興宗教団体でも作ろうかね?
まぁ、冗談ですな。
っと、脱線いけねぇ。
価値の概念や本質は、人によって異なる。
あの人にとっては価値のある事でも、この人にとっては何の価値もなかったりする。
モノに対しての価値もそうだし、思想・信条に対しての価値もそう。
どちらも凄まじい程に個人差があるのだ。
そこがまた、混沌としていてよいのだ。
混沌、カオス、いいですねぇ。
それこそ人間の本質でしょう(これはちょっと真面目に信じてるかも)。
そこで、ちょいと僕の価値を。
カオスはいい、しかし無秩序な暴力だけが支配する世界も、醜いだけだ。
それは今の日本の経済状況と一緒。
人としての違いや異種としての存在を抱擁する広さを持ち、それでいて弱者も強者にとって深い価値のある存在である、と世界が定義する世界。
それこそが、真のカオスなのではないかと僕は考える。
混沌の中にある、秩序。
底に広がる狂気じみた信念は、やはりどうしてもあってしまうのだけど。
だって、そうじゃない?
虐げられた者が、欲望や憎悪を糧にして、上の人間を叩き潰して立ち上がる姿は、とても格好いいと思うのよ。
だから、下克上集団の中でも、松永久秀が個人的にお気に入りだ。
ああいう極端な人間は、嫌いじゃないな。
いや、伊勢新九朗さまも格好いいぜ。
名ばかりの貧しい貴族の端に生まれ、信じていた将軍に裏切られ、失意のままに好きだった女の子供の跡目争いに手を貸して、そこで得た知己や基盤を元に、虐げられていた隣国伊豆の民を圧政者から救うため、前代未聞であった国盗りを行い下克上で雲の上の存在であった堀越公方を放逐し、広く善政を敷いて領民はおろか近隣諸国の民にまで慕われた名君である。
いや、長井規秀さまも格好いいぜ。
裸一貫から才覚一つで商人として上り詰めて、その財力を背景に美濃に進出、主筋の兄弟を争わせつつ自分の権力を蓄え、謀略を尽くして主を勝利させた後酒と色とで骨抜きにし、家臣団から見放させた上で放逐し国を盗り、強力な軍政を組織して近隣からの侵略を全て撃退し隣国に覇を唱えたが、最後は息子に下克上され討ち死にする、まさに下克上の体現者、覇道の人である。
だが、しかし。
やはり松永久秀が一番格好いい。
何故なら、彼には殆ど美談が無い。
讒言、暗殺、毒殺、篭絡、謀反・・・どれもこれも、後ろめたいもののオンパレードなのである。
異常な程に坊主を憎み、決して手を組む事なく反目し続ける。
若りし頃から俗世の権力を全く認めず、荒くれ者どもの頭領として武装集団を組織して、貴族の館に押し入っては金品を強奪し殺戮を行っていた。
それでいて、百姓(特に女子供)には優しかったという不思議な二面性。
貴族の館に押し入り強盗殺戮を繰り返す反面、そこに借金のかたに手篭めにされていた女子供を里まで帰してやり、路銀まで与えていたというそうな。
農村なども決して獲物にはしなかったという。
(かといって、襲われている農民を救う、ような話も無かった。力無きが力在るに食 われるは必定、と考えていたのか。)
反面、自分に裏切った者には容赦無かったという。
自分も裏切りしまくりな人生だったというのに。
妙な男である。
出自は不明、生年も不明。
前述の話も、真偽の程は定かではない。
管領細川氏の重鎮だった、三好長慶に祐筆として仕えるのが、歴史上では初めての姿。
だが、その当時既にかなりの武装組織を配下に収めていたようだ。
そして、権力への恐れや神仏への畏れも全く無かった、というより目の敵にさえしていた。
情報召集や内部工作、調略などを行い、だが優れた教養人でもあり、礼儀作法にも涼しく茶の湯への造詣も深かったという。
彼の居城があった大和は、宗教勢力が非常に強く、土着侍達も皆なんらかの宗教勢力と提携せねば維持さえも難しかった土地。
なのに、彼は一切妥協せず、主家のバックボーンを得て戦い続けた。
結果、ほぼ大和の半分が彼に従う事になる。
まぁ、織田信長が進出してからは、衰退してゆくのだが。
っと、なんか歴史談義になってしまったぜ。
お、ちょうど眠気も少し出てきたようだ・・・よかった。
では、おやすみなさいませ。
よき夜を。
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